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遺したい味

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東京に暮らす平松洋子さんと、京都に生まれ育った姜尚美さんの往復書簡集です。

手紙という形式で、それぞれの街にある愛する喫茶店、レストラン、居酒屋さんなどを紹介しています。

平松洋子さんの本はこれまでも読ませていただきましたが、私の好きな著者の1人。

姜尚美さんは、今回初めて知った方ですが、やはり京都の食に関しての著書があります。

お二人の年齢はちょっと離れているけれど、紹介しているお店に対する愛情は共通するものがあるような・・気がします。

ここに出てくる京都のお店はひとつも行ったことがないところばかりですが、東京のほうは「どぜうの飯田や」と門前仲町の「伊勢や」さんには何度かお邪魔したことがあります。

いつも思うのは、平松さんの、今風に言ったら「食レポ」ということになりますが、「食レポ」なんぞという言葉は使いたくないような素晴らしい味の表現です。

決して難しい表現や高尚な言葉遣いをされているわけではなく、極めて平易なことばを使っていらっしゃるのですが、それらの取り合わせ、ここにこの表現をつかうか~ということに感嘆させられます。

平松洋子さんのお書きになるものは、いわゆる小説ではなく「随筆」になるのでしょうが(違っていたらスミマセン)、その文章の機知にとんだ豊かさにちょっぴり「やられた!」と思いつつ楽しませていただいています。

だから、紹介されているお店に行ってみたいというよりは、やっぱり遺したい理由やそのお店の佇まいなどの表現に惹かれます。


でも、今度また京都に行く機会があったら、姜尚美さんの紹介されているお店、行ってみようかな。


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  • Posted by ちーず
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